稲荷神社(河原町)

国道4号線に沿ったこの神社は
やっちゃばの鎮守として知られ境内には
千住市場創立330年碑が建っています。
明治39年5月22日創業330年祝賀祭を記念して
高さ4mの碑が建てられました。
これをもって戦国時代の1574年に
やっちゃ場が創業した事が知られます。
右の写真はその記念碑です。
またこの神社の氏子は
力持ちが大勢競っており宵越しの金は持たない
心意気の方が多いので
神輿も巨大で「千貫神輿」と呼ばれ
足立区の有形文化財となっています。
1871年の製作です。

さてこの神社自身の創建は記録が失われた為不明とされますが
やっちゃ場が創業した頃に祀られたと思われます。
戦前にあった建物では1776(安永5)年の本殿が
最も古かったそうです。
ほかに拝殿は1804(文化1)年のものだったそうです。
これらは全て戦災で失われ昭和41年に現本殿が再建されました。
現在一番古いものは1830(文政13)年製の
大鳥居です。
下の写真はその復興された本殿です。
国道側から大鳥居をくぐり左に曲ると
一段高いところに建っています。

江戸時代には南千住(小塚原町)の圓蔵院が
橋戸町の稲荷神社と併せて管理していたそうですが
明治6年には独立して村社の社格をもらいました。
もともと千住仲町旧道から分岐する
大師道に向かって建っていたのですが
国道4号線日光街道の開通によって
国道側に面するようになり、さらに昭和43年の
国道拡幅によって多くの土地が道路用地となり
いまや本殿が国道に沿って建つという
景観に代わってしまいました。
国道に面する側を正面として再整備され
現在の形になっています。
京成千住大橋駅のほとんど駅前といってもいい
立地にあります。

最後の写真は現在の大師道側参道からのものです。
戦前から残った狛犬は
昔の正面のほうを今も向いて建っています。
写真左側に社務所、神楽殿などの建物が並んでいます。

右奥に見えるのが上の写真の拝殿
更におくに国道に面して大鳥居が建っています。